ケアマネージャーの役割・機能

ケアマネージャーは、要介護者のために、提供されるサービス全般を調整し、適切なサービス計画書を作成する役割があります。
そのために、以下の機能があります。

■利用者本位の徹底
ケアマネージャー(介護支援専門員)は、要介護者を援助するチームのメンバー全員について、 すべての過程で利用者本位の姿勢を持つように見守ります。

■チームによるアプローチの実施
課題分析や介護サービス計画書の作成を、異なる機関や専門家が、合議によって行うのが、介護保険の特色です。
それら異なる機関や専門家の合議した内容に基づき、介護サービス計画を作成します。
介護の現場では、保健・医療・福祉の各専門家が連携して、要介護者を支援することになるので、ケアマネージャーは、 それら専門家をうまくコーディネイトする立場にあります。

■居宅サービス計画に基づくサービス実施状況のモニタリングと計画修正
サービスの実施過程において、ケアマネージャーが行う業務は、以下の通りです。
 1.サービス実施状況の把握
 2.要介護者等の生活状況の把握
 3.各居宅サービス事業者への情報提供
 4.サービスの実施方法などについて、居宅サービス事業者間の調整を行う
 5.要介護者等の生活が改善しない場合、居宅サービス計画の修正を行う。

■サービス実施体制におけるマネジメントの情報提供と秘密保持
要介護者等のプライバシーは、 関係者以外にもれることのないように、細心の注意を払います。
また、各サービス担当者が、要介護者等に関して把握した情報やサービス項目は、他のサービス担当者に周知徹底させてください。
サービス担当者全員が、混乱なく、効率的なサービス提供が受けられるようにするのが、ケアマネージャーの役割と責任です。