老人保健制度

介護保険制度が始まる前の高齢者福祉は、老人保健制度が中心でした。その老人保健制度が、介護保険制度の中で、 どのように改善されたかを知ることが大切なことです。

老人保健制度は、
1.国民の老後における健康の保持と、適切な医療の確保
2.壮年期からの疾病予防、治療、機能訓練等の保険事業の総合的実施
3.国民保険の向上と老人福祉の増進
を、趣旨にしています。

老人医療の主体は、各市町村で、対象者は当該市町村に住んでいる人で、以下の条件を満たす人です。
1.75歳以上の人
2.65歳以上75歳未満の者で、寝たきりなどの障害がある人

保健事業の実施主体は、市町村で、対象者は40歳以上の居住者です。
実施内容は、以下の通りです。
1.市町村保健センターが実施する訪問指導
2.市町村保健センターが実施する機能訓練事業