老人ホームの種類について

老人ホームには、様々な種類があります。
介護保険法による介護保険施設や、老人福祉法による老人福祉施設など、ややこしい面があるので、ケアマネージャー試験勉強の際に、 それぞれの違いをしっかりと理解する必要があります。

老人ホームの種類は、大別して4種類あります。以下に述べる4つの施設の総称が、「老人ホーム」と呼ばれるものになります。

■介護老人福祉施設(特別養護老人ホーム)
要介護1?5の者で、寝たきりや認知症などのために、日常生活全般にわたり、常に介護を必要とし、居宅での生活や介護が困難な者が、 入所の対象となります。

■養護老人ホーム
65歳以上の者が対象です。身体上、精神上、環境上及び経済上の理由のために、居宅での介護が困難な者が対象となります。

■特定施設入所者生活介護(軽費老人ホーム、ケアハウス)
家庭環境などの理由で、居宅での生活が困難な60歳以上の者。または、60歳以上の配偶者を有している者が対象になります。
低料金で入所可能な施設です。

■有料老人ホーム
特別養護老人ホーム等に入所できないものや、 よりよりサービスや環境などを求める者が対象となります。事業主体は、民間になります。

上記のうち、養護老人ホームにおいても、介護保険のサービスを利用できるように、平成18年度より見直しが行われます。
障害や疾病により、一人暮らしが困難な者を受け入れる施設であるとともに、入所者が要支援、要介護状態にある場合は、 介護保険サービスを受けられるようになります。