保険者(市町村)の機能

介護保険制度における保険者とは、市町村のことを言います。
市町村は、法による強制力で被保険者を加入させ、保険事故が起きた場合に被保険者に保険給付を行います。

なぜ、市町村を保険者と定めているかについては、介護サービスは地域で担っているということが、大きな理由になっています。

介護保険制度における、保険者である市町村の役割には、以下のようなものがあります。
1.被保険者の資格管理にかかわる事務
2.要介護認定・要支援認定にかかわる事務
3.保険給付にかかわる事務
4.保健福祉事業にかかわる事務
5.市町村介護保険事業計画の策定にかかわる事務
6.保険料の徴収にかかわる事務
7.条例・規則などにかかわる事務
8.会計等にかかわる事務
9.介護保険制度関連の他制度にかかわる事務

平成18年度からは、上記にかかわる保険者の事務を外部の公益的法人などに外部委託できるようになります。

また、平成18年度より、保険者機能の強化が図られ、サービス事業者に対して立ち入り調査ができるようになります。