心疾患

■どんな病気?
心疾患とは、心臓に血液を供給する冠動脈の異常により、心臓の筋肉自体への血流供給が低下して起こる疾患のことです。
狭心症と、心筋梗塞が、心疾患の代表例です。
狭心症とは、冠動脈の血流が一時的に低下するものを言います。左胸が圧迫される、しめつけられる、痛いなどの症状が出ます。
喉がしめつけられる、肩、腕が痛いという場合もあります。


■高齢者と心疾患
狭心症には、運動後に出る労作性狭心症と、運動に関係なく出る自発性狭心症がありますが、高齢者になると、 運動に関係なくとも狭心症になるケースも多く見られます。
無痛性心筋梗塞は、高齢者に特徴的な梗塞です。
このように、若者に比べて高齢者の心疾患は、自覚症状に乏しい場合があります。