ケアマネージャー試験 職種別の勉強ポイントその2

ケアマネージャー資格試験は、医療・福祉に関連する一定の資格を持っていることが受験資格になっています。
ここでは、薬剤師、看護師(保健師、助産婦)、理学・作業療法士(マッサージ師、鍼灸師)、医師(歯科医師)の、 職種別の注意点を以下に記します。

■薬剤師
医療サービス分野の基礎15問が免除となります。
薬剤師の資格を持っている人の合格者数は、受験者総数の約5%です。
薬剤師の資格を持っている人は、医療サービス分野の知識が豊富にあるため、それほど苦労しないと思われます。
また、福祉サービス分野や介護支援分野についても理解が早いでしょう。
ただし、病院や介護施設における実務的な経験が少ないため、実務的な問題に弱い傾向にあります。
普段から、現場の仕事をよく観察するようにしましょう。

■看護師(保健師、助産婦)
医療サービス分野の基礎15問が免除となります。
看護師の資格を持っている人の合格者数は、受験者総数の約37%と、最も多いのが特徴です。
医学的管理や介助法など、実務的な知識が豊富なので、有利な立場にあるといえるでしょう。
しかし、法律関係に弱い人も多い職種なので、法律分野に力を入れて学習しましょう。


■参考リンク 看護師に関する資格情報

■理学・作業療法士(マッサージ師、鍼灸師)
医療サービス分野の基礎15問が免除となります。
理学・作業療法士の資格を持っている人の合格者数は、受験者総数の約2%です。
介護療養型医療施設や、介護老人保健施設で働く理学・作業療法士は、ケアマネージャー分野に興味を示す人も多いのですが、 ほとんどがケアマネージャー分野に興味がないようで、それが合格者数の少なさにつながっているようです。
実務面は強いのですが、法律や制度について知識が少ない場合もあるので、法律、制度について、力を入れて勉強しましょう。

■医師(歯科医師)
医療サービス分野の基礎15問が免除となります。
医師の資格を持っている人の合格者数は、受験者総数の約4%です。
医師資格を持つ人は、医療分野や介護分野でも責任ある仕事をしていますので、介護保険制度について精通している人も多いので、 非常に有利な立場といえるでしょう。
しかし、介護方法論などの、実務的項目を見落としがちなので、注意する必要があるでしょう。


■関連情報
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